ハガレンFA
5ク-ルの長き放映でしたが、ついに終了しちゃいましたね。
原作に忠実+アニメならではの動きをふんだんに取り入れて、とても良く出来ていたと思います。
(私の場合原作コミックス派なので最後2巻分はアニメが先行しちゃったのが残念でしたが…☆)
個人的に、1話と61話(ブラッドレイ最期の回)がずば抜けて良かった。
この2話は、絵もアクションも演出もコンテも凄く良かった。(付け加えれば、2クールOPの中村氏が担当した部分は、アングルと動きが神レベルだったです(笑))
作品に好感を持てたので全体的に良しとします。原作読んでても毎週楽しく観賞出来ました。
が、しかし。
FAが原作通りなら原作の世界観にケチつける事になっちゃうので、まだ2巻分読んでもないので少々言い辛いのですが。
FAを見届けて、前アニメのハガレンの出来が凄いなぁと改めて思ったのでした。
前アニメは原作連載半ばで制作、そのせいで設定も登場人物もまったく違ったオリジナル作品だった訳ですが。
でも、主題の一つ「等価交換」においてのシビアな捉え方が非常に良かった。
「何かを得るには何かを犠牲にしなくてはならない」 この真理を、前アニメは残酷な程、見事に表現していたのに対して、FAは得るものに対して失うものがちょっと少な過ぎやしないかなぁ…(苦笑)
ロイの失明に関しても、全アニメでは撃たれて隻眼になりそのままだし。
ブラッドレイに殺される息子(人間セリム)とか、エンビィ(息子)の始末を身を持ってつけるホーエンハイムとか、イズミやエルリック兄弟の末路とか。
ドラマテックでご都合主義でない前アニメの世界観はとても好きでした。
原作のあるアニメは二次創作と割り切って作って成功した前アニメ。
原作を損なわないように作り上げて好感度を得たFA。
両方作って貰えた原作者は幸せ者だなぁ。
新作劇場版はスタッフも違うようなので、3つ目のアニメとして楽しめることを願います!
(劇場版って何をやるんだろう?原作者考案のゲーム版作品かなぁ?)