■フラクタル
ジブリっぽい世界感と思わせて、結構血生臭い内容。そのギャップが成功してるのかどうか微妙な感じ。
勿体ない、素材は悪くないからもっと上手く料理出来るのに、って感じたのと同時に、終ってからどんな設定だったのか振り返ると実は結構不完全で、それを良く１クールで物語に形成したなとも思った。
キャラももっと良く使えたんじゃないかなぁ…。全体的にやはりなんとなく微妙です。
キーソングが難しい音程のようで、アカペラだとどうしても音痴にしか聞こえないのでそれもまた微妙…(笑)
しかし、これ率直に表現したらやっぱエログロ作品だよね？(笑)　裏フラクタル（もしくは真フラクタル）ってのも観てみたい。そう思うのはきっと私だけｗｗ

■放浪息子
作画クオリティにも驚かされたけど、構成も演出も脚本も全体的にレベル高い！
１話の演出も巧いと思ったけど、最終回は本当に良かった。原作が連載中の作品をアニメ化したものには中途半端なものが多いけど、こんなに巧いと思わせる最終回は珍しいです。
女の子になりたい男の子は誰よりもカッコ良くて、男の子になりたい女の子は誰よりも可愛らしい。
こんな奥深い難しい部分を、無理なく自然に１クールで表現してるんですよ。主人公が心情を語る方式なのですが、自己中な感じもしなかったし、まぁこれは二次元作品ゆえかも知れないけど女の子っぽい男のに対しての嫌悪感も無かった。
かなりの良作です。いや本当に。難しい題材なのに見事でした。